risusannのブログ

りすさんみたいに、物忘れしちゃう。そんなりすさんの日記。

女として生まれたからには、母親になってみたい。

私は両親のことを完全には好きになれない。

そして、男性に対し、嫌悪がある。

 

男性というのは汚い物

 

という教育をされたからだ。

 

祖母の母、私の曾祖母が

 

「男性は汚らしい存在」「話すと汚れる」「話すことでさえおぞましい」

 

という考えを持ち、8人の子供(その中に私の祖母)に教育した。

 

そのため、私の祖母は、父と話した経験が数えるほどしかないそうだ。

父が帰ってくると、隠れるように自分の部屋に行っていたそう。

 

そして、その考えが私の母にも受け継がれた。

 

母は、父に私のおむつ替えをさせたことが無い。

(父も子供の世話などやる人ではなかった。亭主関白で女は男に従属すべきとの考え)

 

私の排泄を父に見られたくも、世話もさせたくなかった。

父におむつを開けられることで、娘が汚れると考えたのだろう。

 

父と一緒にお風呂に入った経験は3歳までだ。

そこからは強制的に止めさせられた。

 

一度だけ、母と大喧嘩をし、父の布団に潜り込み、一晩過ごしたことがあった。

幼稚園か1.2年生だったと思う。

 

朝に起き、母に言われた一言目が

 

「きたない」

「あんたお父さんと同じ布団で、寝たんだね」

「お父さんの腕を枕にして気持ちよさそうに寝てたね」

「気持ち悪いようお~~~??」

 

私はそう言われ、

「どんでもなく恥ずかしいことをしたんだ」

と思った。

 

「人間として恥ずべき行為、今後してはいけないこと、人に言ってはいけないこと」

をしたんだと。

 

それ以降は母と同じ布団で寝ている。

 

 

 

 

父もまた行動が気持ち悪い。

 

父は亭主関白、モラハラ、激昂癖があった。

常に父の機嫌を伺っていた。

独り言を大声で言うタイプだった。

 

「おい!ばかやろっ!!!!!」「ばか!!!!!」

と大声で怒鳴る。

 

何事だと思えば、ただの独り言なのだ。

布団から起きながら、これらの文言を発したり、

運転をしながら、晩御飯を食べながら、発したり。

 

幼い頃の私はただただ恐怖を感じていた。

 

そして、父には風呂あがり、全裸で過ごす習慣がある。

なにも履かずにでてくる。奴のブツも見える。

 

気持ち悪くて、気持ち悪くて、ふろ上がりの父の雰囲気を感じ取ったら、

家具の陰に行き、体育座りをし、息をひそめ、自身の存在を消していた。

 

父は私に気づかないこともあるが、気づくこともある。

 

気付いた時

 

父「うお!びっくりした。こんなところで何してんだよ。」

 

私的には、

「黙れ露出狂。なに驚いてんだよ。驚くのはこっちのセリフだよ。」

状態だ。

 

加えて、

私がシャワーを浴びている最中、脱衣所に何度も入られた。

 

シャワーを浴びている私は、いつ風呂の扉が開けられるか気が気でない。

何度か、浴びている最中に開けようとされたことがある。

 

ガチャと音が聞こえ振り向くと、父の目があった。

怒ると、驚いた顔をし、

 

「気が付かなかった」と。

 

お前の耳聞こえてる??ばかなの?と思うが、実際に耳かきをしない人間なので、

耳がつまっていたのだろう。

 

以上のことから、父が気持ち悪いと感じる。

母に対し強制的に堕胎させたエピソードも憎悪を増大させる。

 

 

 

 

私は、両親を好きになれない、一生ならないと思う。

 

それでも、最近、母親という存在になってみたいと考える。

 

母親にとって、

 

「子供とは息の根」

 

だと感じる。

 

子供が遠くに行くと、不安でいっぱいになり、

子供が亡くなれば、生きる気力を失う。

 

自分の細胞から構成された存在、

自分の生活を犠牲にして、牛の胆をなめるほどの苦労をし、大きくなった存在

 

そんな自分を苦しめる存在に愛しさを感じる私の母の気持ちが知りたい。

 

自分が自身の子供に対し、どのような感情を抱くのかを知りたい。

 

 

 

母親という存在は父親の存在よりも、色濃く子供の人生に影響する。

私の人生を語るのならば、父との思い出よりも母との思い出が圧倒的だ。

 

そんな母になれる性別の女性として誕生したからには、

 

私は母親になってみたいのだ。